活用レポート maccoさん(M‘s Fun Factory)
2年前に小諸に移住された俳優・歌手のmaccoさん。2022年8月27日(土)に親子で楽しめる「体験演劇ワークショップ」を開催しました。
―小諸に移住したきっかけは何ですか?
Maccoさん 私は熊本県から上京し関東で学生時代含め11年ほどを過ごしました。都心部で色んな出会いや経験を経て、いつかは地方で地域に根差した活動をしたいと思っていました。数年前に軽井沢を訪れ、長野の地を初めて踏みました。故郷の九州とはまた違った山や人の様子に魅力を感じ、そこから少しずつ移り住むことを企て始めました。その後、コロナ禍になり人との関係性の希薄化が危ぶまれる中、コミュニケーションや人間関係の本質ってなんだろうと思った時、考えるより行動した方がHappyだなと思いました。
2021年の秋に軽井沢で出演した公演のお稽古中に、お隣の小諸市では音楽が盛んだと伺い、軽い気持ちで遊びに来たのですが、駅を降りた瞬間何かすごくピンとくるものがあり、『ここにしよう』って。そこからは本当に、1ヶ月ほどでお家を決めるまでに至りました。今思えば、人が暖かく、お城があって、古い街並みを大切に残している雰囲気が故郷と重なったのかもしれません。
―「体験演劇ワークショップ」を開催しようと思ったきっかけは何ですか?
Maccoさん まちタネ広場で行われる様々なイベントは毎週とても楽しみで、なによりも参加している皆さんが垣根なく横のつながりを持って楽しんでらっしゃるのを見て、人が集まる素晴らしい場所だなと思っていました。それと同時に、表現の分野でチャレンジすることは可能だろうかと思い立ち、相談したところ前例もないイベントを快く承諾して下さいました。新しいことへ臆さずトライして下さる沢山の方の後押しがあっての開催決定でした。
―「体験演劇ワークショップ」を開催してみて、いかがでしたか。
Maccoさん まさにチャレンジでした。とにかく無理なことはせず、シンプル且つ分かりやすく、たぶん、ほぼ初めて演劇ワークショップを楽しんで下さる方々の反応を活かして、進行したいと思い準備しました。ワークショップというと勉強を伴う様な固い響きですが、実際は何かを表現するときに『安心と解放』の中で過ごしてもらう、ということを意識していました。
まちタネ広場の解放的で多様性のある作りはとても企画にフィットしていたこともあり、思っていたより良い感想を沢山頂くことができました。もちろん改善点もあり、屋外で、フリー参加型だったため皆さんに余すことなくワークが行き届くための工夫や、機材面の改善、また今後また受けたいとおっしゃって下さった方々にも継続的に楽しんでいただけるようなアプローチが必要と感じました。
―今後、まちタネ広場でどのようなことに取り組んでみたいですか?
Maccoさん 今回、まちタネ広場でのチャレンジの機会を経て多くのものを得ました。ぜひ今後も演劇ワークショップ・表現遊びのイベントをリニューアルして行いたいです。季節に合わせた音楽ステージ等、音楽家としての企画も今後沢山チャレンジしたいです。よろしくお願いします!