活用レポート 内川潤一さん(こどもエンタメ研究所)


活用レポート 内川潤一さん(こどもエンタメ研究所)


小諸本町通り沿いにある英語塾で講師をしている内川潤一先生。2021年から「手持ち花火大会」や「焼き芋大会」、「モルック大会」等の子ども向けイベントをまちタネ広場で開催してきました。

―子ども向けのイベントを開催してみようと思ったきっかけは何ですか?

潤一先生 僕は普段、英語塾で講師をやっていますが、勉強を教える以外にずっと子ども向けの遊びイベントを開催したいと思っていました。ただ、やるきっかけや勇気がありませんでした。

そんな中、新型コロナウイルスの影響があり、2年連続で地域のお祭りが中止となってしまい、子どもたちのために「どげんかせんといかん!」と思ったことがきっかけです。2021年7月にほんまち町屋館で夏祭りを実施しました。そのイベントは初めて自分で開催したイベントになります。その流れで、手持ち花火大会も開催してみたいというアイデアが浮かびましたが、ほんまち町屋館ではできないと言われてしまいました。花火ができる場所がないかなぁと探していたら、9月中旬頃にまちタネ広場ができるというのを聞いたので、そこだったら花火ができるかもしれないと思い、開催する流れになりました。

1回開催してみると、イベントは個人単位でもできるんだなぁと思いました。慣れない準備は大変でしたけど、追い込まれて、努力すればできる。最初の一歩を踏み出すのは大変でしたが、自信につながりました。

ほんまち町屋館で開催した夏祭り
まちタネ広場で開催した手持ち花火大会
サプライズでナイアガラの滝花火も実施

―まちタネ広場を知ったきっかけは何ですか?

潤一先生 花火大会の開催場所がなく困っているのを「小諸駅のまど」の金山ひろみさんに相談したら、まちタネ広場の事務局スタッフに繋げてくれました。それがまちタネ広場を知ったきっかけです。

―子ども向けイベントを開催してみていかがでしたか?

潤一先生 イベントを開催してみて、実はやろうと思えばできるということが分かりました。気軽に開催できる場所としてまちタネ広場があることは大きいと思います。僕にとって不思議なタイミングでできてくれました。

最初のイベントは全て自分で用意しましたが、手持ち花火大会を通じて、協力してくれる人がいると分かって、イベントがやりやすくなりました。様々な方からアドバイスを頂いたり当日応援に来てくれたり、サポートしてくれる人がいたので助かりました。

まちタネ広場の様子

―まちタネ広場ができて日常生活に変化はありましたか?

潤一先生 沢山ありました。なんでこんなにも個人でイベントを開催できるのか不思議に思うことがあります。まちタネ広場ができたことで、小諸商工会議所や小諸の観光関連に関わっていなくても個人単位でイベントを開催できるようになりましたし、定期的に広場でお祭りやイベントが開催されるようになって、まちに活気が戻ってきたと思います。

日常生活の中で人とイベントの話をする機会が多くなって、塾の生徒からも「イベントに先生いたでしょ!」と言われるようになりました。初めてお会いしたと思う方でも、「モルックの先生ですよね!」と相手から声を掛けて頂く機会が増えましたね。以前より初めてお会いする方と話しやすくなって、イベント以外のところで人と繋がるようになりました。

他のイベントとコラボしてモルック大会を開催
焼き芋大会の様子

―これまで開催してきたイベントの中で印象に残っているイベントはありますか?

潤一先生 全て印象に残っていますが、「ゆるっと!みんなで夏祭りinまちタネ広場」は、協力して下さる方の多さにビックリしました。終わった後、気持ちがhighになって2日間ぐらい眠れず、その後は燃え尽き症候群になりました(笑)。

「ゆるっと!みんなで夏祭り」で手伝ってもらった塾の生徒からは、学校の文化祭で模擬店が禁止だったので、参加できて良かったと言われました。そういった子どもに今回、販売の経験をさせられたのは良かったと思います。今年、小諸市民のほとんどがお祭りを求めているような感じがして、夏祭りに参加したかったんだろうなというのを感じました。今年しか味わえないような感触だと思います。コロナが落ち着いて以前の夏祭りが戻ってきたら、そのような感触を味わうことはないと思いますね。

―今後の展望を教えてください。

潤一先生 まちタネ広場ができたことで、イベントを開催することへのハードルが下がって、イベントを開催したい人が増えてきたと思います。今後は、沢山の子ども向けイベントを開催するより、他の主催者のイベントサポートやイベント情報をまとめる等、マンパワーの部分でお手伝いをしたいです。

僕がイベントを開催した時、多くの方に協力してもらい非常に助かったので、テントを設置したり告知したり、イベントを開催する人のサポートもしたいですね。

潤一先生だけでこもろのイベント情報をまとめたInstagramのアカウント